株式会社ローンチオートマーケティング(以下、LAM)は、輸入車の部品販売や板金塗装修理を提供する株式会社ヤナセオートシステムズ(以下、YAS)と共同で「Diagnostic Platform/故障診断機構」を構築し、「X-431PRO J’」を中心とした車両整備の業務サイクル効率化に向けた取り組みを開始します。


【故障診断機構とは】

 「X-431PRO J’」を収録したタブレット端末(別途お買い上げいただきます)は、常時ネット接続機能を有し、最新の故障診断ソフトウェアが使用できるスキャンツールとしてだけでなく、車両情報や整備関連情報、部品購入サイトにアクセスできる「IoTゲートウェイ端末」と位置付けられます。弊社VCIテレマティクス製品「goloX2」(別売)を使った遠隔診断などへの対応も整え、その使用環境から取得されたビッグデータを一元的に管理する「Diagnostic Platform/故障診断機構」(以下、Diagnostic Platform)の構築を目指しています。LAM、YASは共同で「Diagnostic Platform」を活用した新しい整備技術への対応、整備業務の効率化を実現する、これまでにない保守整備サービスの創出を目指します。


【サービス提供イメージ】

 両社が目指す「Diagnostic Platform」とは、車両整備における業務サイクル効率化が特徴です。まず、「X-431PRO J’」を使ってトラブルシュートを開始、「原因の究明」と「修理方法の確認」を行います。次に、必要な輸入車部品の検索・発注は、「X-431PRO J’」端末にYASが専用システムを提供。発注までの業務サイクルのワンストップサービスを実現し、効率化を図ります。

【提供する主なサービス】

  1. (1)故障診断アプリ:LTE通信またはWi-Fiによりインターネットに対応し、常に最新のバージョンが利用可能

  2. (2)原因究明:LAMが過去の整備応対履歴を活用し、診断アプリを通じて構築したデータベースの閲覧が可能。また、問い合わせに応じて、専任のオペレーターが適切なアドバイスを行うコールセンターも利用可能

  3. (3)修理方法の確認:英AUTODATA社が運用する「AUTODATA Online Diagnostic & Repair」(別売)は、メンテナンス関連情報が豊富に収録され、WEBブラウザを通じて閲覧が可能

  4. (4)輸入車部品の発注:YASが一般整備工場向けに展開する「ヤナセPa-net」会員に対し、車体番号/VINから輸入車補修部品の品番検索と見積もりサービスを提供。さらに、会員向けに提供される「エリアTOPS」システムでは、部品価格や在庫状況の確認・見積もり・発注などを一括して行うサービスも利用可能。将来的には専用アプリの開発などを進め、さらに利便性向上を追求

タブレット端末は別売

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